こんにちは。プロレス話継運営者のリングサイドのワケイです。
これから初めて会場へ行くという方は、プロレスの観戦ルールやマナーについて、色々と不安に思うことがあるかもしれませんね。周りのファンに迷惑をかけないか、どんな服装で行けばいいのか、持ち物はどうすればいいのか、写真や動画の撮影はしていいのかなど、分からないことだらけだと思います。
でも、安心してください。プロレスは、観客の声援や手拍子があって初めて成り立つ、みんなで一緒に作り上げるエンターテインメントです。基本的な決まりごとさえ知っておけば、誰でも心から楽しむことができます。
この記事では、プロレスの観戦ルールや写真の撮り方、応援グッズの持ち込み、そして服装や持ち物に関する注意点まで、知っておくべき情報をすべて分かりやすくお伝えしていきます。少しでも不安を取り除いて、会場での熱気を思いっきり楽しんできてくださいね。
- 観客席での基本的なマナーやNG行動
- 団体ごとに違う写真や動画撮影の決まりごと
- 安全で快適に過ごすための服装と持ち物
- 地方会場ならではの特別な注意点
初心者が知るべきプロレスの観戦ルール
プロレスの会場は、選手が戦うリングと私たちが座る客席との距離がとても近いのが大きな特徴です。だからこそ、みんなが安全に、そして気持ちよく試合を楽しむためには、いくつかの大切なルールがあります。まずは、席での過ごし方や応援の方法、撮影のマナーなど、会場内で必ず守りたい基本的な決まりごとについて一緒に見ていきましょう。さらに詳しく準備を進めたい方は、プロレス観戦初心者が100倍楽しむためのルールとマナー完全ガイドの記事もあわせて読んでみてくださいね。
自分の席で前かがみにならずに楽しむ

プロレス会場に着いたら、まず一番の基本となる大切なルールがあります。それは、「チケットに書かれている自分の座席に座って観戦する」ということです。
試合中に席を立ってウロウロしたり、友達同士で勝手に席を交換したり、空いているスペースや通路で立ち見をしたりすることは、どこの団体でも重大なマナー違反とされています。なぜそこまで厳しく言われるのかというと、プロレスには特有の「場外乱闘」があるからです。
試合が白熱すると、選手がリングを飛び出して客席のエリアになだれ込んでくることがよくあります。コーナーポストの高いところから外に向かって飛んでくることもあります。そんな時に、通路に人が立っていたらどうなるでしょうか。選手の動きを邪魔してしまうだけでなく、とても大きな体をしたプロレスラーとぶつかって、大怪我をしてしまう危険があります。
ですから、もし自分の席の近くに選手がやってきたら、スタッフの指示に従って、すぐに席から離れて安全な場所へ避難してくださいね。
【注意】立ち見や通路での観戦はNG!
選手が入場してくる花道(通路)に駆け寄ったりするのも大変危険です。自分の身を守るためにも、決められた席から動かないようにしましょう。
また、段差のあるひな壇の席や、2階席に座った時によく起きてしまうトラブルが、「前かがみになって試合を見てしまうこと」です。
試合に興奮したり、ちょっと見えにくいなと思ったりすると、つい体を前に乗り出してしまいますよね。でも、背中を座席の背もたれから離してしまうと、あなたの後ろに座っている人の視界を完全に塞いでしまうんです。特に、リングのマットの上で寝技をかけ合っているような低い位置での攻防は、前の人がかがむと後ろからは全く見えなくなってしまいます。
後ろの人が見えなくなって前かがみになり、さらにその後ろの人も……という悪循環を防ぐために、プロレス観戦では「常に背中を座席の背もたれにつけたまま見る」というのが、自然とみんなが守っていたマナーから、しっかりとしたルールに変わってきています。後ろの人も一緒に楽しめるように、少しだけ気配りを忘れないでくださいね。
選手への声援とヤジのマナーを守る
プロレスは、観客の反応があってこそ盛り上がるジャンルです。昔から日本では「西洋相撲」なんて呼ばれたり、メキシコでは「ルチャリブレ」という独自のプロレス様式があったりなど、色々な歴史がありますが、どれも観客の存在が欠かせません。
アントニオ猪木さんが「格闘芸術」と呼び、アメリカのWWEのビンス・マクマホンさんが「スポーツエンターテインメント」と言ったように、みんなで熱気を作り上げる空間なんです。
だから、選手への大きな声援はどんどん送ってOKですし、むしろ推奨されています。自分の推しの選手の名前を叫ぶのは最高のストレス発散になりますよね。
ただし、応援と「ヤジ」は違います。選手への悪質なヤジや、差別的で侮辱するような言葉を投げることは固く禁じられています。そして、特に気をつけたいのが、選手のマイクアピールの邪魔をしないことです。
試合の終盤や、メインイベントが終わった後に選手がマイクを握って話す時間は、その日の物語を締めくくる一番大事な場面です。選手が言葉を溜めて、いざ決め台詞を言おうとしている瞬間に、観客が先にそのセリフを叫んでしまうのは控えるようにしましょう。
演出の意図が台無しになってしまい、会場全体の空気が冷めてしまいます。家でテレビを見ている時とは違い、会場はみんなで共有している場所なので、他の人の楽しみを奪わない思いやりが大切かなと思います。
【注意】試合への介入や泥酔は厳禁です!
どんな理由があっても、選手に触ろうとしたり、リングの中に物を投げ入れたりするのはやめましょう。試合が止まるだけでなく、選手の命に関わる事故につながります。
また、お酒を飲みながら観戦できる会場も多いですが、泥酔状態での観戦や入場はすべての団体で禁止されています。お酒を飲みすぎるとトラブルの原因になりますし、いざ場外乱闘が起きた時に逃げ遅れてしまうという命取りのリスクがあるからです。お酒はほどほどに楽しんでくださいね。
写真や動画の撮影とSNS投稿の注意

最近はスマートフォンが普及して、試合の様子をSNSにアップしたいと思う方も多いですよね。「写真や動画は撮ってもいいのかな?」というのは、本当によくある疑問です。実は、プロレスでは「写真」と「動画」でルールがはっきりと分かれているんです。
まず、写真(静止画)の撮影についてですが、写真(静止画)の撮影については、多くの団体で認められていますが、商用利用の禁止や選手の肖像利用の制限、特定大会のみ例外となるなど、団体によってルールに差があります(サイン会などは別のルールがあります)。団体側も、ファンが撮ったかっこいい写真をSNSに指定のハッシュタグをつけて投稿してくれることを歓迎しています。
ただ、撮影の仕方には厳しいルールがあります。
- 機材の制限:一眼レフカメラやデジタルカメラは使えますが、三脚、一脚、自撮り棒など、場所をとって固定する機材は全面的に禁止です。
- 撮影する場所と高さ:自分の席から離れたり、歩きながら撮ったりするのはNGです。また、カメラやスマホを「自分の目の高さ以上」に掲げるのはやめましょう。後ろの人の視界を完全に遮ってしまいます。
- フラッシュは厳禁:フラッシュなどの強い光を使った撮影は例外なく禁止です。試合中の選手の目をくらませてしまい、高いところから飛ぶ技の時などに重大な事故を引き起こす原因になるからです。
次に、動画撮影のルールです。動画は団体にとって、テレビの放映権や自分たちの動画配信サービスに関わる一番大事な「商品」です。だから、無断で動画を撮って配信することは著作権の侵害になり、原則として厳しく制限されています。
でも最近は、短い動画のSNSが流行っていることもあって、「宣伝になるなら少しだけならいいですよ」という団体も増えてきました。主要な団体のルールを表にまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね(※時期や大会によって変わることがあります)。
| 団体名 | 動画撮影の可否 | SNS投稿の制限 | 主な機材制限・特記事項 |
|---|---|---|---|
| 新日本プロレス | 一部大会・指定試合のみ可 | 60秒以内 | スマホ等のみ。入場曲の場面は消音または楽曲差し替え必須。YouTube等の投稿やライブ配信不可。 |
| DDTプロレスリング | 全試合可 | 1分以内(原則) | スマホ等のみ。ムービーカメラ不可。音楽使用場面のSNSアップ時は消音対応が必要。 |
| プロレスリング・ノア | 全試合可 | 1分以内 | スマホ等のみ。YouTube投稿不可。入場時など音楽使用場面の撮影も可とされている。時期によってルールが大きく変わり、特定大会限定となる場合もあります。 |
| スターダム | 全面禁止 | 不可 | 無断アップは著作権法違反で強く警告。一時没収やデータ消去の対象。 |
| 大日本プロレス | 全面禁止 | 不可 | LIVE配信、切り抜き投稿、GIF動画もすべて禁止。悪質な場合は退場処分。 |
| DRAGONGATE | 全面禁止 | 不可 | 動画撮影は一切禁止。発見時はデータ消去の上、会場からの退場措置。 |
表を見るとわかるように、新日本プロレスやDDT、プロレスリング・ノアなどの団体は、「スマホだけで、1分以内ならOK」という条件で動画を解解禁しています。ここで注意してほしいのが、「入場曲などの音楽が流れている場面では、音を消すか別の曲に差し替える必要が出てくる場合がある」ということです。SNS側で自動でミュート処理されることもありますが、音楽の著作権がとても複雑で、そのままSNSに載せるとアカウントが凍結されてしまうなどのリスクがあるからなんです(出典:日本音楽著作権協会(JASRAC)『YouTubeなどの動画投稿(共有)サービスでの音楽利用』)。
一方で、スターダム、大日本プロレス、DRAGONGATEのように、動画撮影を完全に禁止している団体もあります。生で見る特別感を大事にしていたり、無料で動画が広まるのを防ぐためですね。動画を撮る前には、必ずその日の大会のルールを公式サイトで確認するようにしてください。もしおうちでゆっくり試合を見返したい時は、日本最大級の動画配信<U-NEXT>やすべての作品が見放題【ABEMA】などの公式配信サービスを活用するのがおすすめです。
紙テープや横断幕など応援グッズの今
昔からプロレスを見ている方だと、選手がリングに上がった瞬間にカラフルな紙テープがパァーッと舞う光景を思い浮かべるかもしれません。あれは海外にはない、日本ならではの素敵な応援文化でした。でも、今のメジャー団体(新日本プロレス、DDT、スターダム、DRAGONGATEなど)では、紙テープの投げ入れは禁止されていることが多いですが、記念大会やビッグマッチ、特定の選手などに限定して例外的に解禁されることもあります。
なぜ紙テープは禁止になったの?
一番の理由は、試合の進行が遅れてしまうからです。ネット配信の時間に合わせてきっちりスケジュールが組まれている現代では、毎試合大量の紙テープを掃除するのは大変なんです。それに、ゴミを処分する費用が高くなっていることや、環境への配慮(SDGs)、特殊な器具を使う危ない試合での安全確保といった理由もあります。
もし、インディー団体などで特別に「紙テープOK」という大会に行くことがあったら、守らなければならない高度な作法があります。それは「芯抜き」です。
市販の紙テープの真ん中には、硬い厚紙の芯が入っていますよね。これをそのまま投げると、選手の顔に当たって思わぬ怪我をさせてしまう危険があります。ですから、投げる前には必ずテープを上下左右から5回くらいしっかり揉んで柔らかくして、内側に爪を入れて芯をすぽっと引き抜いてください。投げる時は、外側を剥がすのではなく、内側のテープの端を指に絡めて持ちます。そして、選手に直接ぶつけるのではなく、リングの上空に向かって綺麗な放物線を描くように投げるのが美しいマナーです。最後に、投げ終わったゴミは放置せず、自分で持ち帰るのがファンの品格ですよ。
また、横断幕(応援幕)についてもルールが変わってきています。新日本プロレス、DDT、スターダムなどでは、会場に関係なく全面的に禁止されていることが多いです。
全日本プロレスなど、掲示が許可されている団体でも厳しいルールがあります。壁や手すりの塗装が剥がれないように、ガムテープは使わず、跡が残らない「養生テープ」を必ず持参して使います。非常口のマークや案内表示を隠す場所、他の人の視界を遮る場所には貼れません。そして、全試合が終わったらすぐに自分で片付けて持ち帰ることが義務付けられています。
声を出して応援する代わりに、自分で作った応援ボードやタオルを使う時も気をつけてください。「自分の胸(または目)の高さより上に掲げない」というのが大切なルールです。これを守らないと、後ろの人が全く試合を見られなくなってしまいますからね。
サイン会やツーショット撮影の作法
試合の前後に行われる選手とのサイン会やツーショット撮影会は、ファンにとってたまらない時間ですよね。でも、最近はセキュリティや衛生面の理由から、とても細かくルールが決められています。
例えば、スターダムやいたばしプロレスなどのようにルールが厳格なところでは、選手への直接的な接触(握手やボディタッチなど)は一切禁止されています。
撮影会では、自分が持っているデジタルカメラや一眼レフをスタッフに渡して撮ってもらうことはできません。「スマートフォンや携帯電話のみ」に限定されています。これも、スムーズに撮影を進めるための工夫なんです。また、撮れるのは「選手とあなたのツーショット」だけです。友達同士3人以上でのグループ撮影や、選手1人だけを撮るワンショット撮影はお断りされています(小さなお子さんを親の膝に乗せる場合などは例外があります)。
サイン会では、転売を防ぐために指定の「宛名記入用紙」に自分の名前を書いて提出しなければなりません。宛名なしのサインは断られてしまいます。そして、選手に直接プレゼントやお手紙を手渡しすることも禁止されています。受付に用意されているプレゼントボックスに入れるように徹底されているので、ルールを守って気持ちよく交流を楽しみましょう。
プロレスの観戦ルールに合う服装と準備
プロレスの会場は、普通のスポーツ観戦とは少し違う特別な空間です。選手がすぐ近くまで来ることもありますし、会場内の温度も急に変わったりします。そのため、オシャレをすることよりも、「動きやすさ」や「温度の調整のしやすさ」、そして「邪魔にならないこと」を優先した服装と持ち物を選ぶことが、安全で快適に楽しむための秘訣です。ここからは、具体的にどんな準備をしていけばいいのかを解説していきますね。
動きやすくて温度調節ができる服装

プロレスを観に行く時、どんな服を着て行けばいいか迷いますよね。一番大切なのは「すぐに動けること(動きやすさ)」です。
もしあなたが前の方から中段くらいの席に座るなら、急に場外乱闘が起きて、選手が目の前に飛んでくるリスクが常にあります。そんな時、すぐに逃げられるようにしておかなければなりません。ですから、ヒールの高い靴や、足の動きを制限してしまうようなタイトなスカートは極めて危険です。サッと動けるスニーカーとパンツスタイルなど、カジュアルで動きやすい服装が一番おすすめかなと思います。
それに、選手の汗が飛んできたり、水が撒かれたり、他の人が飲み物をこぼしたりすることもあるので、汚れても気にしなくていい素材の服を選ぶのがおすすめです。
【ポイント】重ね着(レイヤード)がおすすめです!
会場内は、試合をする選手のために最初はクーラーが強く効いていて肌寒いことが多いです。でも、試合が白熱して観客の熱気が高まると、急に室温と湿度が上がってムワッとしてきます。この激しい温度変化に対応するために、すぐに脱いだり着たりできるフリースジャケットや薄手のダウンジャケットなどを持っていき、「重ね着スタイル」にするのがおすすめです。
そして、絶対に避けたい「NGなファッション」もあります。それは、頭の高い位置で作るお団子ヘアや、大きな飾りがついた帽子(ポンポンがついたニット帽など)です。これらは、後ろに座っている人にとって試合が見えなくなる大きな障害物になってしまいます。マナーの観点からも、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
座席の足元に置ける小さな持ち物
プロレスの会場は、座席と座席の間隔がとても狭いことがほとんどです。大きな荷物を持っていくと、置く場所がなくてとても困ることになります。荷物は、自分の足元や座席の下にすっぽり収まる最小限のサイズにすることが大切です。
持っていくと便利な推奨アイテムをいくつか紹介しますね。持っていないアイテムは、事前に楽天市場や「Amazon.co.jp」
、【Yahoo!ショッピング】
などでコンパクトなサイズのものを用意しておくと安心ですよ。
- コンパクトなバッグ:ボディバッグやサコッシュのように、身につけたままでも邪魔にならず、足元に置いても場所をとらないサイズのものが一番です。
- フリースやブランケット:寒さ対策になるのはもちろんですが、折りたたんで敷けば、硬いパイプ椅子に座る時の「座布団」代わりにもなってお尻が痛くなりませんよ。
- 双眼鏡(オペラグラス):後方の席や2階席から見る時、選手の細かい表情の変化や、流血しているかどうか、寝技での緻密な関節技の組み手を確認するのにすごく役に立ちます。
- 水分補給の飲料:会場の熱気で脱水症状にならないようにするためです。(ただし、体育館によってはアリーナ内での飲食が禁止の場所もあるので注意が必要です。)
- ごみ袋やエコバッグ:自分が出したゴミは持ち帰るのが基本です。急に雨が降ってきた時に、大切なバッグをすっぽり覆って濡れないようにするカバーとしても使えます。
- 常備薬や鎮痛剤:会場にはリングドクターが待機していますが、あくまで「試合中の選手がケガをした時の対応」をする方です。緊急時には観客の応急対応をしてくれるケースもありますが、基本的には選手の対応が中心となるので、持病のお薬や頭痛薬などは自分でしっかり管理して持っていきましょう。
初心者に安全な座席と南側の魅力
チケットを買う時、どの席を選べばいいか悩みますよね。プロレスの満足度は、座るエリアや「方角」によって劇的に変わります。それぞれの特徴を知って、自分にぴったりの席を見つけましょう。
まず、リングサイド(最前列から平面の席)です。ここは選手との距離が一番近くて、マットに叩きつけられる重低音や打撃の音、選手の息遣いまでダイレクトに伝わってくるものすごい臨場感が魅力です。ただし、床が真っ平らなので、前に背の高い人が座ると、マットでの攻防が見えにくくなるという弱点があります。そして何より、場外乱闘の危険地帯です。
初めての方に私がおすすめしたいのは、ひな壇席や2階席(後方の指定席)です。段差があるのでリング全体を上から見渡すことができて、とても見やすいんです。場外乱闘に巻き込まれる危険も全くないので、安全に落ち着いて試合全体を楽しむことができます。ちなみに、2階席の最前列は前に遮るものがない特等席ですが、前かがみになると後ろの人の迷惑になるので気をつけてくださいね。
【豆知識】座席は「南側」が特別な理由
プロレス会場の座席は、東西南北に分かれていますが、会場ごとにカメラや花道の位置が変わるため一概には言えませんが、多くの場合、実況席や本部席が南側に配置され、テレビや配信用のメインカメラが北側から南側に向けて設置される傾向があります。 そのため、選手たちは入場時のポーズや試合前後のアピール、見栄を切る決めポーズの多くを、このメインカメラがある「南側」に向けて行うように訓練されていることもあります。選手の正面の顔を見たい、最高のシャッターチャンスを狙いたいという方には、南側の席がおすすめされることが多いです!逆に、東西側には選手が入場してくる「花道」が作られることが多いので、選手との近い距離感を味わいたい方に人気があります。
地方の体育館では上履きを持参する

プロレスは、東京の後楽園ホールのような専用の会場だけでなく、日本全国の市民体育館やコンベンションセンターを回る「地方興行」もたくさん行われています。もしあなたが公営の体育館で行われる大会に行くなら、都市部の会場とは全く違う「ローカルルール」に気をつけなければなりません。
初心者が一番引っかかりやすい最大の罠が、「土足厳禁」のルールです。
例えば、徳島市立体育館(とくぎんトモニアリーナ)のような公立のスポーツ施設などでは、床(木製のフロア)に傷がつかないように守るため、土足での観戦が禁じられている場合があります。
こういう会場に行く時は、会場によっては「上履き」を持参する必要があります。多くの会場では土足観戦が可能ですが、事前に会場のルールを確認しておくことが大切です。上履きが必要な会場で忘れてしまうと、靴下や裸足のままで観戦することになってしまいます。コンクリートの通路を歩いたり、トイレに行ったりするのがすごく大変になりますし、冬場だと床からの冷えで風邪をひいてしまいますよ。チケットを買ったら、会場が土足OKかどうか、必ず事前にチェックしてくださいね。
体育館での飲食制限とゴミの持ち帰り
専用の会場だと、自分の席でお弁当を食べたりビールを飲んだりできることが多いですが、公営の体育館の競技場内(アリーナ席やフロアの上)ではルールが違います。
アリーナ内での飲食が許可されている施設も多数ありますが、体育館によっては水分補給以外の飲食が全面的に禁止されている場合もあります。もし床にジュースの糖分や食べ物の油分をこぼしてしまうと、綺麗に掃除するのがとても難しく、次の日に体育館を使う地元の市民の方々に多大な迷惑をかけてしまうからです。もし何か食べたい時は、必ず2階の観覧席や、指定されたロビーのエリアに移動してからにしてください。
そして、出たゴミは会場のゴミ箱に捨てるのではなく、「各自で家に持ち帰る」のが基本のルールとしてお願いされます。これも自治体のゴミ処理の決まりがあるためです。エコバッグなどを忘れずに持っていきましょう。
また、地方の会場だと電車やバスが少なくて、車で来る方が一気に増えます。でも、体育館の専用駐車場はすぐに満車になってしまうことが多いんです。例えば、数千人が入る大会なのに駐車場が100台ちょっとしかない、なんてこともよくあります。車で行く予定の方は、会場の駐車場が空いていることを期待せず、周辺にある民間の有料コインパーキングの場所や料金を事前にしっかり調べておいて、かなり余裕を持って早めに到着するように計画を立てることを強くおすすめします。遠方から遠征される方は、★ホテル・宿予約サイト「じゃらんnet」やYahoo!トラベル「ヤフーパック(宿泊+航空券)JAL便利用」プログラムなどを活用して、駐車場付きのホテルや交通手段を早めに押さえておきましょう。
楽しく守るプロレスの観戦ルールまとめ
ここまでたくさんのルールやマナーについてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。「なんだか決まりごとが多くて窮屈だな」と感じてしまった方もいるかもしれませんね。
でも、プロレスの観戦ルールは、決してファンを縛り付けたり抑えつけたりするためのものではありません。これらはすべて、プロレスという素晴らしいエンターテインメントが『これからも長く続いていくこと』と、会場にいる全員が快適に過ごせる「空間づくり」を考えて作られた、きちんとした理由がある大切な約束事なんです。
SNS時代に合わせて短い動画の投稿が許可されるようになったり、逆に環境のことや安全面を考えて紙テープや横断幕がなくなっていったりと、ルールは時代に合わせて少しずつ進化しています。動きやすい服装で行くこと、前かがみにならないこと、体育館で土足厳禁を守ることは、ファン同士が思いやりを持って、お互いを尊重し合っている証拠でもあります。
プロレスは、リングの上で命懸けで戦うアスリートたちの姿と、ルールをしっかり守りながら熱い声援を送る私たち観客の力が合わさって、初めて完成する最高の空間です。事前に少しだけルールを調べて準備をしておけば、あなた自身のプロレス観戦の思い出が、もっともっと純粋で最高のものになるはずですよ。ぜひ、会場での非日常の熱気を肌で感じてきてくださいね!
【最後にお読みください】
この記事で紹介した写真・動画の撮影ルールや会場の規定(土足厳禁など)は、団体や大会、開催される時期によって変動する可能性があります。記載している情報はあくまで一般的な目安です。
実際に会場へ行かれる際は、正確な情報を必ず各プロレス団体の公式サイトや、会場の公式案内でご確認ください。また、健康や安全に関わる最終的な判断は、ご自身の責任において行い、必要に応じて専門家や医師にご相談ください。

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